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2024.04.18 スタッフブログ

北欧の福祉とは…

おはようございます。ケアサポート志保です。昨日の夜に四国・九州地方で豊後水道を震源とした強い地震がありました。テレビでは緊急地震速報が流れ、スマホも緊急地震速報を伝えるアラートが鳴り、最大震度は6弱とのことで南海トラフ地震の予兆かなと感じました。自宅の備蓄品も再度確認しておこうと思います。

さて、昨日は会長に是非ともお会いしたいと島田市よりお客様がいらっしゃった事をブログで書きましたが、続編を書いていきます。島田市から来られた小林様は重度障がい者でありながら単身でデンマークに留学して障がい者に特化した成人教育機関で学んだ経験を生かして「自分のよき人生を歩み、相手のよき人生を応援する」という考え方を得て、県中部に事業所を立ち上げられた方です。小林様の熱い思いを受けてか、会長も普段の3割増しで話が弾んでいました。自身で取得した特定行為従事者の修了証も見せてました(要するに喀痰吸引ができる資格です)

小林様は北欧の福祉を学び、「ヘルパー利用者自らが募集したヘルパーを自分専用ヘルパーとして登録する」事業のサポートも行うそうです。

小林様が単身で留学したデンマークの教育機関であるエグモント・ホイスコーレですが、設立は1956年。デンマークの全国障害者協会によって身体障害者だけの学校としてスタートし、1970年に障害者と健常者を分けない統合教育を開始。学校は障害者も健常者も平常に暮らせるよう設備もケアも整備されています。障害者が問題なく入学することができる学校なのです。障害を持ち介護が必要な生徒には、健常者の生徒がヘルパーとしてつきます。これは「ボランティアでなく、障害者が自分の介護に適った学生を雇う」というシステムで広い庭、障害者用宿舎、プール、体育館、図書館などはもちろん、学校所有のヨット、小さな造船所まであります。日本では、障害者と健常者が一緒に何かをすると美談ニュースとして某テレビ局にとりあげられそうになってしまいそうなことが、この学校ではごくごく当たり前に行われています。障害者と健常者の線引きがされていないことに驚きですね。。

日本はまだまだ福祉は後進国です。福祉先進国と呼ばれている北欧の国(スウェーデンやデンマーク等)では日常生活に障がい者、認知症の高齢者がいて当たり前であり、助け合うものだという事を幼少期から子供に教えていく環境がありますが、日本はノーマライゼーション等の言葉だけが先走っていて福祉に関する教育はされていないように感じます。学校の勉強はもちろん大事ですが、勉強以外の事(福祉、お金の仕組み等)も義務教育に取り入れていってもいいのかなと思いました。

ではまた。

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